- TearyHand Studioの ゲーム

- ロジャー
- ソフィア
- ゲームとして
- アイデアが満載だった
- 丸いインターフェースを利用した繰り返し、それに伴うギミックの多様さなど、これを思いついたのが凄い!
- ただし割と単調な作業感を感じる面もある
- と言ってもテーマ的にはこういうのを一つ一つこなすことにも意味を感じられる
- 特にChapter2の出会い、気持ちを表すギミックはかなりエモーショナル
- 一方でChapter3の巻き戻しの演出など、かなりヒヤッとするホラー演出もある
- プレイヤーが自分で見つけるためのヒントがさり気なく、見事だと思った
- 冒頭のゲームに対する利用規約からシームレスに物語のチュートリアルへと移行する感じが凄い。あんまり話との関連性はなかったけど
- 音楽
- 様々なジャンルを横断したBGM
- 特にChapter1のBGMがかっこいい、エレクトロニカというかIDMというか
- 演出と完璧に噛み合ったインタラクティブミュージックで素晴らしい。このゲームの没入感とオリジナリティに貢献している
- ストーリー
- 正直だいぶ軽い気持ちで始めてしまったので、率直に言えば「思ってた話じゃないな」という印象
- 要するにソフィアが認知症は認知症であり、その介護に勤しむロジャーや現実を認識できなくなっているという感じだと思う
- パン屋での出会い、結婚、夫婦生活とシフトしていく。徐々に認知機能に問題が生じ始め、ある日の転落事故を堺に介護施設へ入れられる
- そして自宅療養へと場所を移した後の話。見知らぬおじさんもお父さんも夫そのものだったのだ
- 触れ込みとしては「知らないおじさんがいる!なんで!?」というミステリーめいた話だったのだが、最終的に愛の話になっていく
- 正直「知らないおじさんは普通にお父さんでしょう」という気持ちで始めたところはある。いわゆるMilkのようなアングラ的な、精神病を扱ったインディータイトルの一環かなと思っていた。思ったよりもずっしりと誠実に作られた物語だったなという感じ
- 制作者の思想を感じる。どこまでが創作かはわからないけど、宗教観や愛に対する思案を落とし込みたかったのだろうなと思う
- 感想
- アイデアとグラフィックの学びは非常に多い
- 一方でストーリーは想定と異なり、この触れ込みはミスマッチを生む可能性があるかなとは思う
- 思ってたのと違ったけど刺さったみたいな人は一定数いると思う
- 個人的にはもっとミステリー然とした事件めいたストーリーを期待していた
- 愛だなんだの話は美しいとは思うけど、どうも説教ぽく感じてしまうところがある。これは自分の問題だけど
- 実は認知症だったのだという部分をメインのギミックとして伏せていたのは賛否両論があるようだ
- センシティブな話題であり、当事者への配慮が欠けているのではないかという意見
- ただまあ本当にそれが入口の全てだからなぁ……それを明かすのは物語の根幹に関わる。そこから出発してるわけだし
- 個人的な所感としては、認知症の当事者としての不自由さや不安を、ある種の理不尽さも孕んだパズルや一部のホラーみのあるグラフィックで表現しているのは見事だと思ったし、翻って介護の苦しさを追体験できたようで良かった。一方で最初からそういうゲームですと言われていたら買ってたかわかんない
- プレイ後は作者のnote(ダレカレができるまで|yona)を読むと良いと思う。というか自分はこの記事でこのゲームを知ったんだが(知ってプレイ後まで読まないで取っておいた。そして今読んだ)
- このnote、意外と純粋な作業的な創作部分の話が多くて興味深かった
- もっと物語に関して書かれてるかと思ったけど、一応重大なネタバレだしね
- 「私はこれに関して公にしてもいい派なのですが!」とおっしゃっているので、賛否を生んだ「事前に認知症や介護をテーマにしていることを明かさなかった」のは講談社の意向なのかも知れませんね
- 没企画を公開しているのが面白い。インディーゲームクリエイターは注目かも
- 影響元のFlorenceも興味はある。そのうちやるかも
- 1時間位でプレイできるので、やりましょう!